子育ての鉢物語
おはようございます。
ライブイズビューティフル
カウンセラー 小川のりこです。
今、花の芽を育てています。
小さな芽だったその花たちに
毎朝、水をあげ
この夏の暑さに負けないように
少し日陰においたりして
毎日毎日、成長が楽しみで
大きくなったら地植えしようと
考えていました。
母から同じ花の芽を三つもらってきて
それぞれの鉢で育てはじめたのに
1つの鉢の芽だけが
異常に伸びるのが早いのです。
まさかこんなに大きくなるとは。
という計算もしていなかったほどの
大きさ。
他の芽は、すっぽり鉢に収まるくらいの
まだ地植えは早いかな?と思うくらいなのですが
1つの芽だけが、ぐんぐんと伸びていくので
「これは、もしかしたら、似ている雑草なのではないか?」
一時期、葉っぱを見比べたほどです。笑
それでも、葉っぱはやはり同じなので、それからも水やりをかかしていません。
ただ、まだ地植えできない理由があり、鉢はそのままで育てていたのですが、、、。
鉢が小さければ、成長が止まるかと思いきや
グネッと曲がって、さらに大きくなっていくのです。
その三つの花たちの成長をみながら
まさに子育てと同じだと感じました。
親のほうは、子供たちに同じ鉢を用意し、この中ですくすくと育ってね、と、肥料をやったり、お水をあげたりしていても、ある子は、鉢が物足りず、親がまだ用意できていないのに、もうこの鉢からでたいでたいと言います。
ある花は、親が心配するくらい成長がゆっくりで、スッポリとおさまってしまうほどの小ささ。
鉢からはみ出た大きな花は、はやく外に出してくれ、といってるのに、親のほうが、ここにおさまっていなさい、と、押さえつける。
そしたら、成長がとまるかとおもえば、もっと反抗心をむき出しにして、グネッと曲がって、もう誰の言葉も聞けれないほどのひねくれた性格になってしまってしまう。
そんな幹をみて、親は思うのです。
あー、こんなことなら、はやくに大きな鉢を用意してあげればよかった。
私たちが忙しいからといって、目を背けたばかりに、あなたの大切な成長を親の価値観の中に閉じ込めてしまった。
それでも、花自身は気づきません。
どの花も立派に成長し続けるのです。
そして、大きくなった花を鉢で育て続けたら、花はどうなったのでしょうか。
鉢を割ってしまうほどの力で、自らを主張するのでしょうか。
それとも、もう成長をやめ、枯れはじめてしまうのでしょうか。
人生も同じと私は考えます。
親の価値観の中で、私たちは育ってきました。
同じ親のもとで育っても、姉妹、兄弟はそれぞれ違います。
同じことを言われても
同じようにしつけられても
違和感を感じる子と
素直にきける子がいます
違和感を感じるのは
あなたが悪いのではなく
もう鉢が小さくなったサインなのかもしれません。
いつまでも
親の価値観という鉢で、ほかの姉妹や兄弟と同じようにおさまっていようと思っていたら、気づかない間に、幹がグネッと曲がってしまい、自分でも気づかない心のゆがみがはじまってしまうのかもしれません。
親が気づいて、大きな鉢を用意するのか
地植えするのか、、、
親からの視点でも、考える大切な分岐点です
子供たちは、鉢から抜け出すことはなかなかできないのですから。
歳を重ねると
植物を育てるとよい、とよく聞いていましたが、人生の奥深さを感じます。
静かに、流れる時間
田舎ならではの大切な時間を過ごせることを
感謝して。
子育ての鉢、一緒に考えていきませんか?
ライブイズビューティフル
小川のりこ
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